(引用:ahamo公式サイト)

ドコモの現在のスマホ代が高いので、それよりも料金が安いahamoへ乗り換えようと考えている人も多いと思います。
確かに、ahamoを利用する事で、毎月のスマホ代を節約できる可能性が高くなるかもしれません。
しかし、スマホ代が安いといったメリットがある一方、その分思わぬ落とし穴があるのも事実です。
例えば、オンラインのみでしか受付をしていないといった事やキャリアメールが利用できないといった事が挙げられます。
今回は、そんなドコモからahamoに乗り換えた場合のデメリット3選ついて、ご紹介していきましょう。

こんな人に読んで欲しい
ドコモからahamoに乗り換えたいと考えている人
ahamoのデメリットについて知りたい人

ahamoとは?

(引用:ahamo公式サイト)

ahamoとは、ドコモが提供している2021年3月から提供している新しい料金プランの事です。
データ通信量が、20GBで2,970円という分からやすい料金プランになっています
格安SIMではないにも関わらず、格安SIM並みの安さを誇っているのは、驚きですね。
20GBを使い切ってしまった場合は、1Mbpsまで速度制限が掛かってしまうようです。
通話に関しては、5分以内は料金は加算されないようになっています。
今までスマホを契約する場合、料金プランが複数あって、どれを選べばいいか分からないでいたという方には、シンプルな料金体系になっているので、嬉しいかぎりでしょう。
現在、ドコモのスマホを利用していて、毎月の料金が高額になってしまい、困っている方も多いと思います。
そのような、毎月のスマホ代を節約したいと考えている人からすれば、ahamoを利用する価値は高いでしょう。
しかし、料金が安くなる反面、不便を感じる事も多いようです。
それでは一体、どのような不便さがあるのでしょうか?

ドコモからahamoに乗り換えた場合のデメリット3選

(引用:ahamo公式サイト)

ahamoとは、について理解が深まったら、次はドコモからahamoに乗り換えた場合のデメリット3選について、見ていきましょう。
具体的には、
オンラインのみでしか受付をしていない
キャリアメールが利用できない
留守番電話や転送電話が利用できない
の3点に焦点を当てて、説明していきます。
以下に、それらについて、詳しく解説していきましょう。

オンラインのみでしか受付をしていない

このahamoに申し込みたい場合、店舗での受付を行っていないので、その点は注意するようにしてください
申し込みは、オンラインのみでしか受け付けていないようです。
その為、申し込みはすべて自分の責任で行う必要がありますし、何か分からない事があった場合に、すぐに相談できる人が傍にいない事になります。
店舗で受付をする場合、困った事があれば店員に聞く事ができますが、オンラインで申請を行うとなると、身近に店員がいないので、質問があってもすぐに聞く事ができません。
オンラインで今まで申請を行った事がない人、またはスマホの契約に詳しくない人にとっては、不便に感じる点だと思います。
逆に仕事で忙しくて、店舗で受付をする時間がないという人からすれば、オンラインでの申請は便利に感じる事でしょう。
店舗で受付をするとなると、ほとんどの店舗では事前に予約をしていないと、長い待ち時間が発生する事が多いです。
予約をしようと思っても、自分の希望した時間に、中々予約が取れないという事もあるでしょう。
実際の手続きでも、スタッフからの説明や記入しなければいけない書類が多くて、手続きが終わるまでに2時間ぐらい掛かってしまうなんて事も珍しくないと思います。
仕事で忙しい人からすれば、そのような空いた時間を確保するのが難しい事も多いので、それだけでも大変だと感じてしまうでしょう。
そういう人にとっては、オンラインでの申請は自分の空いた時間に自分のペースで行えるので、便利に感じます。
不明点がある場合は、公式サイトからチャットで質問の受付をしているので、積極的に活用してみるといいと思います。
どうしても店舗で申し込みをしないと不安だと感じている人は、「ahamo WEBお申込みサポート」を利用してみましょう
このサービスを使用すれば、店舗でスタッフからのサポートを受けながら、申し込みをする事ができます。
利用するには、3,300円の料金が掛かってきますが、それほど高額な料金というわけではありません。
オンラインでの申請に不安があるという人や、申請時にやり方が分からなくなって挫折してしまった人には、オススメできるサービスとなっています。
ただ、気を付けなければいけないのは、スタッフはサポートをしてくれるだけであって、あくまで申請をするのは自分自身で行うという事です。
操作方法や契約内容について、不明点があればもちろん説明はしてくれますが、スタッフの役割は補助的なものでしかありません。
スタッフの説明が間違っていたり、申請に不備があっても、それはすべて自己責任になってくるので、その点は注意するようにしましょう。
ちなみに、ahamo契約後に手続きのサポートをしてほしい場合も同様に、3,300円の料金を支払うとサービスを受けられるようになっています。
契約後に追加で申し込みたいオプションなどがあるという人からすれば、一人で契約するよりも、このサービスを利用した方が安心できるのかもしれません。
このように、ahamoに申し込みたいなら、オンラインのみでしか受付をしていないので、その点は気を付ける必要があります。
どうしても不安なようなら、店舗でのサポートも行っているので、それを積極的に活用してみるのもアリでしょう。

キャリアメールが利用できない

ahamoに契約すると、キャリアメールが利用できないというデメリットも存在しています
キャリアメールとは、自社のドメインで提供されているメールの事です。
今回のahamoの場合だと、ドコモが提供している「docomo.ne.jp」のアドレスになっているメールが利用できなくなります。
ドコモのスマホを利用しているにも関わらず、ドコモのキャリアメールが使えなくなるというのは、何とも違和感を感じる仕様になっていると感じる方も多いでしょう。
「ドコモのキャリアメールが使えなくなるという事は、代わりにahamo専用のキャリアメールを使う事になるの?」と考えている人もいるかもしれませんが、そういうわけではありません。
ahamoで利用できるメールというのは、フリーメールのみになっています
フリーメールとは、YahooメールやGmailのような、特定のキャリア事業者に依存していない誰でも利用できるメールサービスの事です。
元々、キャリアメールを使う事はほとんどなく、スマホでメールする場合は、フリーメールを使っているという方からすると、特に不都合を感じる事はないと思います。
しかし、現在ドコモのスマホを利用していて、ahamoに乗り換えた後もドコモのキャリアメールを継続して利用したいと考えている人にとっては、不便に感じるでしょう。
仕事でドコモのキャリアメールを利用しているので、それが使えなくなると登録してある連絡先すべてにメールアドレスが変更になった事を伝える必要が出てくるので、それが大変だと感じる人も多いと思います。
キャリアメールを使えるようになるオプションも、現時点(2021年10月)では存在していないようなので、その点は残念に感じてしまいます。
今後、キャリアメールも利用できるオプションが出てきてくれる事を期待したいですね。
フリーメールは本来、手軽に誰でもメールアドレスを作成できるといった特徴がありますが、それと同時にセキュリティ面やメールが送れないといった不安な面もあります
セキュリティ面では、キャリアメールよりも個人情報が流出しやすいといった心配があるようです。
フリーメールから顧客先の情報が流出してしまうと、重大な問題になってしまうので、フリーメールを使いたい方は事前に職場にその事を相談しておいた方がいいのかもしれません。
実際、過去にYahooメールも他の利用者にメールアドレスの情報が流出してしまった事で、問題になってしまったという事があります。
また、フリーメールは信頼性が低い為、キャリアメールにメールを送信しようとすると、システムの方で勝手に迷惑メールと判断され、相手にメールが送信できない可能性が出てきます。
その為、フリーメールを利用する場合はその点も考慮に入れた上で、利用するようにしてください。
どうしても、ドコモのキャリアメールを継続して使いたいという方は、ドコモの契約を解除せず、追加の契約という形式で、ahamoを利用してみるといいと思います。
そうする事で、ahamoを利用しながらでも、ドコモのキャリアメールを今まで通り利用できるといった事ができます。
この場合、ドコモとahamoの2つの料金プランに加入する事になるので、毎月両方の金額を請求される事になってしまいます。
しかし、ドコモの契約プランを一番最安なものにしてしまえば、金銭的な負担はそこまで大きくならないでしょう。
このようにahamoに契約すると、キャリアメールが利用できないというデメリットがあります。
その代わり、フリーメールを使う事になりますが、セキュリティ面が弱いなどの問題も抱えている為、利用する際はその点も考慮に入れた上で、慎重に検討した方がいいのかもしれません。

留守番電話や転送電話が利用できない

ahamoを利用すると、留守番電話や転送電話が利用できないといったデメリットも存在しています。
留守番電話機能が付いている事によって、今まで自分が電話に出れないときでも、相手がメッセージを残してくれるので、相手先や要件を確認しやすいといったメリットがありました。
しかし、留守番電話が使えないと、自分の手が離せないときにもし電話が掛かってきたとしても、メッセージを残す事ができません。
電話してきた相手によっては、留守番電話にメッセージを残せないというのは、悪い印象を与えてしまう恐れがあります。
仕事で電話を頻繫に使う機会が多いという方からすれば、留守番電話機能がないというのは、仕事に影響を与えてしまうかもしれません。
今までドコモのスマホを利用していた人の中には、「ドコモ留守電アプリ」を使っていたという人もいるでしょう。
これがあれば、留守番電話で記録したメッセージをスマホにダウンロードできるので、メッセージをもう一度聞きたいと思っていたら間違って消してしまった、なんて事にはなりません。
また、テキスト形式での表示も可能になっているので、外出先など周囲の騒音が気になる状況でも、メッセージを理解しやすいといった利点がありました。
ドコモで通話する機会が多いという人にとっては、このドコモ留守電アプリは、重宝できる存在と言えるでしょう。
そんな便利な機能になっているドコモ留守電アプリも、ahamoでは使用する事ができないようになっています。
ドコモからすると、最近はLINEで通話する人も多いし、通常の通話であっても、着信履歴さえ見れば後で折り返し連絡するので、留守番電話機能がなくてもそこまで問題ないという判断をしたのかもしれません。
留守番電話にメッセージを残せないのなら、代わりにLINEで要件を伝えたりもできます
社外の人間などLINE交換をしていない相手の場合だと、SMSで要件を伝える事もできるので、留守番電話が使えなくても案外そこまで不便を感じる事はない、という見方もできるでしょう。
ahamoを使う場合、転送電話も利用する事もできません。
転送電話とは、自分のスマホに掛かってきた電話を自動で別の電話に転送する機能の事です。
例えば、海外へ出張しているときや電波の届かない場所にいるときでも、会社に自動で転送してくれるようになっています。
その為、重要な電話であっても、対応できないといった心配がいりません。
海外出張が多い人だと、スマホの転送電話サービスを利用して、転送先をIP電話に設定しているといった人もいるでしょう。
そうしたサービスを利用する事で、例え海外で通話する場合であっても、通話料を大幅に節約する事が可能です。
そういう人からすれば、ahamoに乗り換える事で転送サービスが利用できなくなるというのは、損した気分に感じるでしょう。
確かに、これもあれば便利だと思う機能ですが、今までドコモを利用していた人たちの間では、利用者が少なかった事や利用頻度が少ないといった事が理由で、ahamoでは適用されなかったという経緯があるのかもしれません。
ドコモを使っていたときは、転送電話のサービスを利用していてそこからahamoに乗り換えたとしても、そのサービスは引き継がれないようになっており、自動的に解約されるようになっています
このようにahamoを利用した場合、留守番電話や転送電話が利用できないといったデメリットがあるので、その点は注意するようにしましょう。

まとめ

ドコモからahamoに乗り換えた場合のデメリット3選
オンラインのみでしか受付をしていない
キャリアメールが利用できない
留守番電話や転送電話が利用できない

いかがでしょうか?
ドコモからahamoに乗り換えたら、月額のスマホ代が節約できるといったメリットがありますが、それと同時にオンラインでしか受付をしていないといった事や、キャリアメールが利用できないなどのデメリットも存在しています
ドコモに限らず格安の料金プランを提供しているところというのは、このようになかったとしてもそこまで不都合は生じないと思われるサービスは、できる限り削減している印象があります。
利用者からしたら、サービス面が充実している方が、使い勝手がいいと思うはずです。
しかし、料金プランを安くするといった事を優先的に考えた場合、そういったコスト削減を意識せざるを得ないのでしょう。
今までドコモを利用していた人からすると、利用に関する制限が出てしまうというのは、不便に感じると思います。
そういった不便さはあっても、毎月のスマホ代が2,970円というのは、衝撃です。
スマホ代を節約したいと考えている人からすれば、ahamoを利用する価値は高いと言えるでしょう。
節約重視の方は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか?