最近、テレワークをしている人が増えた影響で、自宅などで仕事のやり取りをする機会が増えたという方も多いのではないでしょうか?
私の友人も、最近はテレワークばかりの日々が続いており、スマホで通話する事が1日平均、10回ほどあるようです。
1回の通話時間が数分くらいで済むものばかりならいいのですが、場合によっては、20分近く話し込んでしまう事もあります。
そんな状況が続くと、毎月のスマホ代も1万円以上掛かってしまう為、出費がかさんで大変だと嘆いていました。
しかし、私が紹介した節約方法を実践したところ、毎月のスマホ代を5,000円~6,000円ほどに抑える事ができました。
今回は、そんなスマホの通話料を節約する方法ついて、ご紹介していきましょう。

こんな人に読んで欲しい
テレワークでスマホを利用する機会が増えた人
毎月のスマホ代に悩んでいるビジネスマン
今後、テレワークが増えるかもしれない人

現代のスマホ事情

まず、現代のスマホ事情について、お話していきましょう。
具体的には、
テレワークにより電話が増えた?
スマホの通話料金の平均は?
の2つに焦点を当てていきたいと思います。
以下に、それらについて、詳しく解説していきましょう。

テレワークにより電話が増えた?

新型コロナウィルスの影響により、以前よりもテレワークをしている人が増えているようです。
そんなライフスタイルの変化に合わせて、「スマホで仕事の電話をする人が増えているのでは?」といった印象があります。
最近では、カフェやファミレスでもスマホで電話している人をよく見かけます。
こういった事により、以前よりもスマホの通話料金が高くなってしまって困っているなんて方も多いのではないでしょうか?
私の友人も週4日でテレワークをしているのですが、毎日、頻繁に職場の人間や顧客とスマホで電話しているそうです。
それにより、毎月の通話料金が4千円ほど高くなってしまったそうで、出費が大変だと嘆いていました。
今までだと、上司に何か相談や質問したい事があれば、職場で直接会って聞けば解決できていましたが、そういった機会もテレワークにより激減してしまったそうです。
顧客に電話しなければいけない事も頻繁にあるようで、そういった顧客の中には、無駄に話が長かったり、質問を小出しにしてくる方もいるそうです。
その為、話が終了するまでに、長いときだと15分~20分くらい話し込んでしまう事もあります。
対面で会う方がコミュニケーションが取りやすいと考えている人は、多いでしょう。
しかし、テレワークに移行した事により、電話でコミュニケーションを取る事に難しさを感じている人もいるようです。
実際、テレワークにより増えた支出では、1位「水道・光熱費」、2位「食費」、3位「設備・備品費」に次いで、4位に「通信費」がランキングしています。(参考:リモートワークで「増えた支出」「減った支出」ランキング!経験者500人アンケート調査 )
この事からも、テレワークによりスマホの通話が増えた事が分かります。
新型コロナウィルスの影響が長く続くと考えれる今日において、多くのビジネスマンからすると、スマホでの通話は今後も多くなりそうです。

スマホの通話料金の平均は?

それでは、スマホを利用している人は、毎月どれくらい通話料金を支払っているのでしょうか?
総務省が公表している「令和2年版情報通信白書」の「電話通信料の推移と消費支出に占める割合」のグラフを見ると、2020年の年間支出額は、104,192円となっています。(参考:令和2年版情報通信白書)
これを月額で考えると、8,700円ほどとなります。
2014年の年間支出額が、86,239円だったのと比較すると、わずか6年ぐらいの期間で18,000円ほど増えた事になります。
仕事で電話をする機会が多い人となると、さらに毎月の支出は高くなってくるでしょう。
また、このグラフでは、携帯電話通信料が毎年右肩上がりになっている点も考慮すると、今後さらに携帯電話通信料の年間支出額が上昇する可能性があります

スマホの通話料金を節約する方法3選

現代のスマホ事情について、理解が深まったら、次はスマホの通話料金を節約する方法について、見ていきましょう。
具体的には、
格安SIMを使用する
無料通話アプリを使用する
Wi-Fiを使用する
の3点が、挙げられます。
以下に、それらについて、詳しく見ていきましょう。

格安SIMを使用する

格安SIMを使用すると、通話料金を大幅に下げる事ができます。
格安SIMとは、大手プロバイダに回線を借りる事によって、自社で通信設備を整えるコストの削減をできるという仕組みを指します。
例えば、「OCN モバイル ONE」に契約すると、データ通信専用の場合、毎月858円で済むそうです。
通話方法は、大きく分けて3種類あり、電話回線を利用した通話方法IP電話を使用した通話方法プレフィックス通話があります。
プレフィックス通話と聞くと、聞きなれない方も多いでしょう。
これは、通話時に電話回線を使用しているのですが、その際に中継設備を通す事で、安価な金額で通話ができるという仕組みになっています。
通話する際は、ネットワーク回線を利用する為、利用者が多いと回線が混雑してしまい、通話時に繋がりにくい、聞き取りづらいなどの支障が出てくる可能性があります。
UQ mobileだと、音質は高音質というほどではないですが、聞き取りづらいというほどでもありません。
雑音などもなく、相手との通話に支障が出るという事は、まずなさそうです。
通信速度に関しても、遅くてイライラするといった事はなく、どの時間帯であっても回線が混んでいるから、通信速度が遅くなるといった不安はありません。
忙しいビジネスマンにとって、通信速度が遅いのが理由で、業務に支障が出てしまうというのはなるべく避けたいと思います。
事業者によっては、混雑する時間帯だと通信速度が遅くて、上手く通話ができないなんて事もしばしばあるようです。
その点、UQ mobileは通話できないなんて事態になる事はほとんどないので、朝や夕方などの回線が混みやすい時間帯でも重宝できます
テレワークをしていると、何かとストレスを感じやすくなる人も多いようです。
職場に出社する機会が減って、周囲とのコミュニケーションを取る機会が減ってしまうと、孤独を感じやすくなったりする人もいらっしゃいます。
そんな中で、重要なコミュニケーションツールの一つになってくるのが、電話です。
職場の同僚や上司と連絡を取りたいときに、上手く通話ができない状態だと、ストレスも余計に溜まってしまいますし、コミュニケーションを取るのも億劫になってくるでしょう。
そのような事態にならない為にも、通信速度が安定している事業者を選んで、コミュニケーションの負荷を抑えるようにしましょう。
契約手続きや設定もさほど難しいわけではないので、使用できるまでに時間が無駄に掛かってしまうという事もないでしょう。
また、2年縛りなどの期間が設定されているわけではないので、1年程度で解約したとしても違約金が発生しないという点は、ユーザーにとって使い勝手がいいと思います。
サポート体制に関しては、チャットで連絡したらすぐに返信があったので、好感の持てる対応だったという意見があります。
その反面、チャットで質問しても見当違いな回答ばかりで、一向にトラブルが解決しないという人もいらっしゃるようです。
このように、サポート体制に関しては、人によってかなり意見が分かれています。
格安SIMは、店舗でのサポートを実施していない事業者もいくつかあります。
しかし、UQ mobileの場合、店舗でのサポートも実施しているので、契約内容や乗り換えに関して不安要素がある人にとっては、魅力の一つになってくるでしょう。
ただ、最近UQ mobileに乗り換える人が急増した為なのか、店舗に来店しても混雑している事が多いようです。
私の友人も半年ほど前に、UQ mobileを使用していて、契約内容に関して確認したい事があったので店舗に行ったら、1時間以上待たされて大変だったと嘆いていました。
UQ mobileと言えば、テレビのCMでも見かける事が多いので、利用している人はかなり多いようです。
このように、格安SIMを使用する事によって、通話料金を下げる事が可能です。
しかし、契約する事業者によっては、通信速度が遅くなってしまったり、サポート体制が充実していないケースもあるので、その点は注意してください。

無料通話アプリを使用する

無料の通話アプリを使用する事は、通話料金を安くする手段の一つとして有効です。
電話をするとなると、スマホに標準搭載されている電話機能から電話をしている人も多いのではないでしょうか?
しかし、それだともし、電話が長くなってしまった場合の通話料金が高くなりやすいです。
そうなってしまわないように、無料通話アプリを使う事をオススメします。
この無料通話アプリを使用する事で、通話料金を抑えられるでしょう。
代表的なアプリを列挙すると、LINEや楽天でんわ、SMARTalkなどがあります。
LINEは、自分と通話する相手の両方がLINEをスマホにインストールしていて、LINE交換をしていれば、通話料金は無料になります
多くのビジネスマンにとって、職場内でLINEの交換をする事はあっても、顧客とLINE交換をしているという方は少ないと思います。
LINE交換をしていなければ、LINEでの通話はできない為、そのような場合は断念せざるを得ません。
この機能を利用したい場合、事前に「通話の着信許可」設定をオンにしていないと、通話ができません。
デフォルトの設定のままだと、「通話の着信許可」設定がオフになっている可能性が高いので、LINEで電話を掛ける際は、設定の変更を事前にやっておきましょう。
しかし、これはあくまで通話料金が発生しないだけであって、その分、データ通信量は消費する仕組みになっています。
もし、10分電話をした場合、3MBのデータ通信量を消費する事になるので、データ通信量の消費を気にしている人はその点を注意してください。
また、通常の電話回線の音声と比較すると、聞き取りづらいと感じる場合もあるようです。
楽天でんわに関しては、LINEと比較すると、音声が聞き取りやすいと言われています。
操作方法も難しくなく、説明書を詳しく見なくても、画面を見ただけである程度、使い方が分かるといったように操作性は高いと思います。
月額の基本料は無料ですが、通話した分だけ、後払いするという方式になっています。
IP電話とは違い、電話番号を変更する必要もないので、周囲の人に電話番号を変えた事を知らせる必要もありません。
楽天ポイントも貯まるようなので、 貯まったポイントで買い物できるというメリットもあります。
また、オプションとして、「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」というサービスを実施しています。
これは、月額935円で10分以内の国内通話が何回でも通話できるというお得なサービスになっています。
しかし、以前は、かなり評判の良かった楽天でんわですが、最近は不満の声もちらほら聞こえているようです。
理由としては、アップデートした事により、エラーなどの動作不良が頻発してしまった事が原因のようです。
お得なサービスが多いですが、十分な検証がなされず、急いでリリースしてしまった感が拭えません。
電話を頻繁に使用する多忙なビジネスマンにとっては、忙しいときに電話が使えないのは大きなストレスになってきます。
その点は、今後の改善に期待したいところです。
SMARTalkは、通話料が最大で60%安くなり、月額の基本料金が無料と言った点が、魅力になっています。
料金が発生してくるのは、通話した分だけになってくるので、格安SIMと一緒に使用される方も多いようです。
通話される事が多い人の中には、今までよりもスマホ代が4割ほどに下がった人もいます。
これだけ料金も下げられるなら、その分余ったお金を貯金や買い物に回す事もできるので、とてもお得に感じます。
また、電話録音機能も搭載しているのも大変、魅力的です。
これがあれば、顧客と重要な話をしているときに聞き逃してしまった場合でも、この録音機能を使って、何度でも会話の内容を聞き返す事が可能です。
顧客との話が長くなってしまったり、相手が早口などの場合、メモを取るのが大変になってきます。
そんなときに、この録音機能があれば、後で聞き返す事が可能なので、顧客先とのトラブル防止にも繋げられます。
しかし、このSMARTalkは一見、便利そうに見えますが、デメリットもいくつかあります。
例えば、フリーダイヤルや110番などの緊急通報が使用できないといったデメリットです。
SMARTalkは、IP電話で通話できるというシステムになっている為、電話回線を通してしか使用できないフリーダイヤルなどでは、通話できない仕組みになっています。
また、インターネットが使用できる環境でないと使用できないといった点にも注意が必要です。
その為、外出先でもSMARTalkを使用して通話したい場合は、Wi-Fi環境がある場所を選ぶか、ポケットWi-Fiを持ち歩くようにしましょう。
このように、無料通話アプリを使用する事によって、通話料金を節約する事が可能です。
しかし、どのアプリにも必ず一長一短があるので、使用する前にどのデメリットなら自分が許容できるかをしっかり検討しておきましょう

Wi-Fiを使用する

Wi-Fiを使用する事でも、スマホの通話料金を安く抑える事ができます。
Wi-Fiを使用している間は、Wi-Fiの通信回線を使用している事になるので、その分、自身のスマホの通話料金が加算されません
自宅でテレワークをしている最中に電話したい場合、自宅にあるWi-Fiルーターを使用する事で、データ通信量を抑えられます
カフェやファミレスなど、外出先でWi-Fiを使用したい場合、その店舗に公衆Wi-Fiが設置されていれば、利用は可能です
最近では、多くの大手チェーン店でWi-Fiを設置しているようなので、そういった店舗を利用される場合は、問題ないでしょう。
しかし、個人経営のカフェやレストランなどでは、Wi-Fiを設置していない店舗もまだ、ちらほらあるようなので、その点は事前に確認しておきましょう。
Wi-Fiは、セキュリティ面に脆弱性があるという問題を孕んでいます。
自宅のWi-Fiを使用する場合、セキュリティ面を強化する為に、ルーターのIDとパスワードを変更をしたり、ファームウェアを更新するなどの対策を実施していきましょう。
外出先でWi-Fiを使用する場合、通信内容が盗聴されたり、スマホ内の情報を抜き取られてしまう危険性があります。
その為、店舗などで正規に提供されているWi-Fiのみを使用するようにしたり、Wi-Fiに自動接続しない設定にしましょう。
店側から提供されていないWi-Fiだと、悪意のある人物が作成したWi-Fi環境の可能性があります。
店舗に張り紙やステッカーなどでフリーWi-Fiの情報が載っているので、画面に表示されているWi-Fi情報が、同様の内容になっているか接続前にしっかり確認しておきましょう。
また、Wi-Fiに自動接続する設定をオフにしていないと、インターネットや通話をしていなくても、外を歩いているだけで、付近にあるWi-Fi環境に勝手に接続されてしまう危険性があります。
そうなってしまうと、なりすましアクセスポイントに接続してしまい、個人情報が流出してしまうといった懸念があるようです。
このように、Wi-Fiを使用する事でスマホの通話料金を安く抑える事ができますが、それと同時にセキュリティ面での不安がいくつか残っています。
使用する場合は、セキュリティ面の対策をしっかりした上で、利用するように心掛けましょう。

まとめ

スマホの通話料金を節約する方法3選
格安SIMを使用する
無料通話アプリを使用する
Wi-Fiを使用する

いかがでしょうか?
テレワークにより、以前よりもスマホの通話料金が高額になってしまった事に、頭を悩ませている方は多いでしょう。
テレワークの需要は、まだまだ続くと思われるので、今後も仕事でスマホを使用する機会は、増えると思います。
しかし、今回ご紹介した格安SIMを使用したり、無料通話アプリを使用する事で、今までよりも毎月のスマホ代を節約する事が可能です。
気を付けなければいけないのは、使用する格安SIMによっては、通信速度が遅くなってしまったり、接続が悪いといったデメリットがあります。
無料通話アプリに関しては、緊急通報が使用できないといったデメリットが存在しています。
その為、自分に必要な機能やサービスはどういったものなのか優先順位をしっかり把握してから、利用してみてください