これから医療脱毛をしてみようと考えているけれども、医療脱毛ってどういうものか、よく分かっていない人も多いのではないでしょうか?
エステと比較した場合の特徴などを施術前に把握していないと、後々、後悔する事になりかねません。
かくいう私も、最初は医療脱毛について、ほとんど理解していませんでした。
しかし実際に、医療脱毛を体験してみる事によって、その経験がしっかりとした知識へと繋がりました。
医療脱毛について知っておくなら、安全性や通う頻度、脱毛効果などを適切に理解しておく必要があります。
今回は、そんなメンズが医療脱毛する場合、必ず知っておくべき知識について、ご紹介していきましょう。
こんな人に読んで欲しい
医療脱毛がどういうものか知りたい人
これから脱毛を始めようと考えている人
エステと医療脱毛の違いについて、知りたい人
医療脱毛について必ず知っておくべき知識5選!
それでは、医療脱毛について必ず知っておくべき知識5選について、話していきましょう。
具体的には、
安全性
料金
通う頻度
脱毛効果
痛みが強い
の5点が、挙げられます。
以下に、それらについて、詳しく解説していきます。
安全性
医療脱毛するからには、まず抑えておきたいのが、安全性になっています。
医療脱毛とは、そもそもどういった意味なのか、皆さんご存知でしょうか?
医療脱毛とは、医療従事者が行う脱毛の施術を指しています。
すなわち、医療脱毛は医療行為の一種になるので、医療関係のスタッフでなければ施術を行う事はできない決まりになっています。
その為、医療脱毛が提供されているのは、エステではなく、クリニックのみになっています。
エステで施術した場合、その施術を担当するのは医療従事者ではない為、専門知識や技術が乏しい為、施術時に火傷などの肌トラブルに繋がる恐れがあります。
一方、クリニックで行われる医療脱毛は、専門の知識や技術に優れたスタッフが対応する為、そういった肌トラブルのリスクはエステよりも低くなっています。
医療行為と聞くと、医師が施術を担当すると考える方もいるかもしれませんが、そういうわけではありません。
実際に施術を担当するのは、医師ではなく、看護師が行う場合がほとんどになっています。
私も今まで、何度もクリニックで施術してもらいましたが、医師が施術してくれた事は一度もありません。
施術を担当したのは、すべて看護師でした。
医師は何をするかというと、看護師の施術前に照射する部位に肌トラブルがないかどうかのチェックを行います。
肌トラブルがあった場合、照射してしまうと火傷などのリスクがあるので、その箇所と周辺は、照射を実施しません。
私も以前クリニックで、ほほ・もみあげの施術をしたときに、「この部分はひっかいたような傷跡があるので、その部分は照射を避けて行います」という話を医師から説明を受けました。
万が一、火傷をしてしまっても薬を渡してくれるなど、アフターサポートもしっかり実施しているようです。
また、毛をしっかり剃っていない状態で照射してしまうと、それも同様に火傷のリスクに繋がるので、そういった箇所は照射をしない、もしくは看護師が剃毛をしてくれるなどの対応をしてくれます。
私も以前、ひざ下の脱毛をした際に、剃毛し忘れた箇所が複数あり、看護師に迷惑を掛けてしまった事があります。
ひざ下のように照射する範囲が大きい部位だと、剃毛し忘れてしまう箇所が発生してしまう事もあるでしょう。
そのときは、看護師に綺麗に剃毛してもらったのですが、その分、看護師の負担になってしまったのは申し訳なく思っております。
看護師の負担にならない為にも、照射前には施術部位の剃毛をしっかり行っておきましょう。
このように、医療脱毛をする場合、エステよりも安全性が高いという事をしっかり抑えておくようにしてください。
料金
医療脱毛の場合、エステと比較すると、1回分の料金は高額になる事が多いです。
例えば、ヒゲ脱毛をエステで行った場合、1回分は7千円程度ですが、クリニックだと、1万4千円くらいになります。
料金だけで考えると、エステに通った方がお得だと考えている人もいるかもしれません。
しかし、エステの場合、クリニックよりも数多く通わないと効果が出にくいといったデメリットが存在しています。
その結果、総額で考えた場合、クリニックよりも金額が高くなってしまう事が多いようです。
自己処理がいらなくなるくらいツルツルにしようとした場合、クリニックでヒゲ脱毛をしたら、13〜15回くらいになると言われています。
それに対して、エステで脱毛したら、18〜20回くらいになります。(参考:【髭脱毛】ツルツルになるまでに何回必要?脱毛方法別の回数を徹底調査)
エステだと、ヒゲが濃い人の場合、30回以上通う方もいるようです。
そうなってしまうと、総額で30万円以上になってしまう事もあるので、かなり高いと感じる方も多いのではないでしょうか?
また、医療脱毛をする際に知っておいてほしいのが、医療脱毛は保険適用にならないという事です。
医療脱毛は、自由診療になるので、保健証は使えず、保険適用はされません。
その為、全額自己負担になります。
このように、クリニックで脱毛すると、1回分の料金はエステよりも高額になってしまいます。
しかし、その分、満足するまでに通わなければいけない回数は、エステよりも少なくなっています。
毛が濃い人だと、普通の人よりもさらに通わなければいけない回数は増えてくるでしょう。
そうなると結果的に、エステの方が総額で見た場合に高くなってしまう事もあります。
総額の料金を安く済ませたいと考えている方は、エステよりもクリニックを選んでみるといいと思います。
通う頻度
医療脱毛するなら、どれくらいの頻度で通わなければいけないかもしっかり確認しておきましょう。
クリニックの場合、エステと比較すると通わなければいけない頻度は、少ないと考えてもらって大丈夫です。
その為、仕事などで忙しくて中々、時間が取れないという方は、エステよりもクリニックに通う事をオススメします。
通わなければいけない頻度は、施術する部位によって、大きく異なってくるようです。
例えば、ヒゲやVIOの場合、他の体毛よりも毛が濃く、再生スピードも早いので、1回目~4回目までは、1ヶ月おきに照射を行う事を推奨しています。
5回目以降は、2ヶ月おきくらいの頻度で通うのが、いいようです。
それ以外の足や腕などの場合、2回目までは2ヶ月程度、3、4回目までは3~4ヶ月以上、5回目以降は半年ほど空けるのがいいようです。
間隔を空けなければいけない理由としては、短い間隔で照射を行ってしまうと、肌トラブルになってしまったり、照射しても抜けない事があるからのようです。
毛が抜けたり生えてくる過程を「毛周期」と呼んでおり、この毛周期には「成長期」、「退行期」、「休止期」の3つがあります。
照射をして効果を実感できると言われているのは、成長期の毛のみだと言われています。
逆に、退行期や休止期の毛に照射したとしても、効果は実感できません。
抜けた毛が新しく生えそろう成長期になるのを待つ為にも、照射の間隔を一定程度空ける必要があります。
この話を聞くと、「間隔を空けなければいけないのは理解できたけれども、その感覚を空けすぎてしまうと、次回以降の施術の効果が出にくくなるのでは?」と考える人もいるでしょう。
看護師の話によれば、「間隔を空けて頂く分には、それが効果に影響する事はありませんよ」との事です。
エステと違い、短い間隔で照射を行わないと効果を実感しにくいというわけではなさそうです。
効果を早く実感したいあまり、短い間隔で照射を行ってしまうと、肌荒れなどを引き起こしてしまうので、その点は気を付けてください。
私も以前、ヒゲ脱毛の施術を1ヶ月おきのペースで4回照射していました。
4回目が終了したときに、脱毛を早く終わらせたいと考えた私は、次回も1ヶ月後に照射した方がいいか看護師に尋ねました。
すると、看護師からは「次回からは2ヶ月程度照射の間隔を空けないと、肌トラブルに繋がってしまう可能性があるので、それはあまりお勧めしていません」との回答でした。
私のように、早く脱毛を終わらせたいあまり、短い間隔で施術を受けたいと考える人も多いでしょう。
しかし、短い間隔で照射を行ってしまうと、肌トラブルに繋がるリスクもあるので、ここはグッと我慢して、適切な間隔を空けるようにしましょう。
このように、施術する部位によって、通わなければいけない頻度は、多少違ってきます。
エステに比べると通わなければいけない頻度が少なくて済むというのは、忙しい社会人の方には、利便性が高いと言えるでしょう。
脱毛効果
クリニックでの施術は、エステや家庭用脱毛器などと比較すると脱毛効果が高いと言われています。
理由としては、クリニックで施術する場合、医療用の脱毛機を使って施術をしているケースがほとんどだからです。
医療用の脱毛機は、エステで使用されている脱毛機よりも高い出力を出す事ができるので、毛の奥にまでダメージを与える事ができます。
毛の奥には、「毛根」と呼ばれる文字通り毛の根っこになっている部分があるようです。
毛を作り出しているのは、この毛根と呼ばれる部分になります。
クリニックの施術では、この毛根にダメージを与える事によって、長期間に渡って毛が生えてこないようにしています。
毛根は、毛の一番奥になっている部分という事もあり、医療用の脱毛機でないと毛根までダメージが届かないようです。
私も以前、ジェントルレーズでヒゲの脱毛をしてもらった事があるのですが、ヒゲのような濃い毛にもしっかりとした効果を実感できました。
1回目の施術では、ほんの数本程度しか抜けませんでしたが、回数を増やすごとに出力を上げて照射してもらえるようにしました。
5回目の施術では、一番弱い出力から3段階上の出力に上げて照射してもらいます。
その結果、物凄く濃かったヒゲの9割以上が、無事に抜けました。
それから、新しいヒゲが生えそろうまでには、2ヶ月ほど掛かります。
生えそろうまでの2ヶ月は、肌が綺麗な状態で、ヒゲ剃りにも時間はほとんど掛からないので、とても快適な毎日を過ごせていました。
しかし、ジェントルレーズの場合、1回目の施術では、数本程度しか抜けなかった事からも分かる通り、濃い毛には反応しづらいという特徴を持っています。
ジェントルレーズだと、出力を高く設定しないとヒゲのような濃い毛には、効果があまりないようです。
また、看護師の話では、毛が薄くなっていても反応しづらい事があるので、その場合は高い出力で照射する事を勧めていると聞きました。
ジェントルレーズで脱毛効果を実感したいなら、出力をある程度上げていかないと厳しいのかもしれません。
ヤグレーザーの場合、ジェントルレーズと比較すると、1回の施術でも効果を実感しやすいと言われています。
一度の施術で、ヒゲのような濃い毛でもほとんど抜けるそうなので、濃い毛を脱毛するならヤグレーザーで施術を受けてみるといいでしょう。
このように、クリニックでの施術は、エステなどより脱毛効果を実感しやすいといった利点があります。
効果を第一に考えている人は、クリニックでの施術も視野に入れてみるといいでしょう。
痛みが強い
クリニックで施術した場合、エステなどよりも痛みが強いです。
理由としては、エステなどで施術される機械よりも出力が高い為です。
エステで施術される場合、施術の機械というのは、医療用の脱毛機ではありません。
その為、医療用の脱毛機と比較すると出力が低く設定されているので、その分、痛みも弱くなります。
それに対して、クリニックで施術する場合、痛みを強く感じる傾向があります。
どのような痛みかというと、「輪ゴムではじかれたような痛みがする」といった話をよく聞きます。
肌が弱い人や毛が濃い人ほど、特に痛みを感じやすいようで、人によっては「飛び上がるほど痛い」という方もいます。
痛みが気になるという人は、笑気麻酔をする事によって、ある程度痛みを和らげられるそうです。
医療用の脱毛機の中でも、特に痛いと言われているのが、ジェントルレーズやヤグレーザーと言われています。
ジェントルレーズは、ヤグレーザーよりも痛みは弱いと言われていますが、それでもヒゲなどのような皮膚が薄い部分に照射すると痛みを強く感じます。
私も今までヒゲ脱毛の際に、ジェントルレーズを主に使用していました。
弱い出力だと、痛みもそれほど感じませんでしたが、出力を上げると痛みを強く感じます。
あごヒゲの部分は、まだマシなのですが、あごよりも皮膚の弱い鼻下を照射するとなると、痛みがグッと増してきます。
私が通っていたクリニックで使用されていたジェントルレーズは、照射口が小さいタイプでした。
その為、ヒゲのように照射面積が小さい部位でも、一度にかなりの回数を照射していた記憶があります。
クリニックによっては、ジェントルレーズの照射口が大きいタイプを取り扱っているところもあるようです。
照射口が大きいと、その分、一度に掛かる照射回数も減ってくるので、痛みを感じる回数もおのずと少なくなります。
また、照射前に冷気を吹きかけるといったような、冷気噴射を取り入れているクリニックもあります。
これは、冷気を吹きかける事によって、照射する部位を瞬間冷却する事で、照射時の痛みを軽減できるというメカニズムになっています。
ジェントルレーズで施術を受けたいけど、痛みが気になるという方は、こういった照射口が大きいタイプを取り扱っていたり、冷気噴射を取り入れているクリニックを探してみるといいでしょう。
ヤグレーザーは、ジェントルレーズよりも痛みは強いと言われているので、注意してください。
私も以前、鼻毛の脱毛をしてもらう為に、ヤグレーザーで施術してもらった事があります。
鼻毛は、肌が弱い部分だと言われているのと、ヤグレーザーでの施術は初めてという事もあり、不安はかなりありました。
実際に、照射してもらった感想としては、確かに痛みは強いです。
照射した瞬間、鼻にきた痛みが一気に体全体に広がっていくような感じがしました。
ライトシェアデュエットの場合、ジェントルレーズやヤグレーザーよりも痛みを抑えられると言われています。
これは、「吸引システム」というものを採用しているのが、大きく関係しているようです。
吸引システムとは、施術する箇所を吸引して毛幹部にレーザー照射を行うというメカニズムになっています。
これを実施する事で、肌へのダメージを必要最小限に抑える効果があるそうです。
ジェントルレーズやヤグレーザーは、毛根を攻撃するのに対して、ライトシェアデュエットは毛のメラミンのみに攻撃を与えるといった違いがあります。
毛根よりも浅い部分を攻撃する事で、ジェントルレーズよりも低い出力で、施術できる仕組みになっています。
このように、クリニックでの施術は痛みを伴う事も多いので、痛みが苦手な方は、その点も注意して施術するようにしてください。
痛みを少しでも抑えたいと考えているようなら、笑気麻酔や痛みの少ないライトシェアデュエットで施術してみるのもいいでしょう。
まとめ
医療脱毛について必ず知っておくべき知識5選!
安全性
料金
通う頻度
脱毛効果
痛みが強い
脱毛するからには、安全で、かつしっかりとした効果を実感したいと考えている人が多いはずです。
そんな方には、この医療脱毛がオススメできます。
なぜなら、医療脱毛は、安全性や脱毛効果が高いといった利点があるからです。
しかし、それと同時に、痛みが強いといった点があるのも、また事実です。
特に、肌の弱い人やヒゲが濃い人ほど、痛みを感じやすいでしょう。
痛みが気になる人は、笑気麻酔をすれば、ある程度痛みは軽減できるので、積極的に活用してみてはいかがでしょうか?