過去にクリニックで脱毛した経験があるけれども、照射時に感じる痛みが拷問のように辛く、長続きしなかったという人も多いのではないでしょうか?
私もクリニックで脱毛を始めた当初は、痛みが辛く、継続して通えるか不安になった事があります。
クリニックで施術した人の中には、「脂汗が大量に出てくるくらい痛かった」という方もいらっしゃるようです。
それでは、痛みに敏感な人は、クリニックでの施術を諦めるべきなのでしょうか?
答えは、「ノー」です。
クリニックで施術する場合でも、麻酔をしたり、蓄熱式の脱毛機を使用すれば、痛みを大幅に軽減できる効果があります。
今回は、そんなメンズがクリニックで施術した場合に、痛みを減らす方法4選について、ご紹介していきましょう。

こんな人に読んで欲しい
痛みに敏感な人
クリニックで脱毛しようか悩んでいる人
クリニックで脱毛した事があるが、痛みが強くて長続きしなかった人

クリニックで施術するとなぜ痛みが強いのか?

まず、クリニックで施術するとなぜ痛みが強いのかについて、お話していきましょう。
具体的には、
痛い理由
痛みを感じやすい部位
の2点に焦点を当てて、説明していきます。

痛い理由

クリニックで一般的に使用されているレーザー脱毛は、毛の一番奥にある「毛根」という組織を攻撃する施術方法になっている為、痛みが強いと言われています。
毛の一番奥にあるだけに、強いエネルギーで照射しないと毛根は破壊できないようです。
クリニックでの施術は、永久脱毛を謳っているところがほとんどになっています。
永久脱毛をしたいなら、毛根を破壊するなどの施術をしないと、何度でも毛は生えてくると言われています。
長期間に渡って、高い脱毛効果を得たいと考えているのなら、クリニックで永久脱毛をしたいと思う人が多いようです。
エステでの施術の方が痛みは少ないと言われていますが、それはクリニックのように毛根を破壊するような施術を実施していないからです。
エステで行われている施術は、毛根よりも浅い部分までしか攻撃できないので、結果として毛根が破壊できず、永久脱毛の効果がないと言われています。
それに対して、レーザー脱毛は、医療行為に該当する為、クリニックでしか施術する事ができません。
効果が高い分、専門の資格を保有した看護師でなければ、施術を担当する事ができないようになっています。
看護師が施術してくれるので、エステよりも安全性は高いと言えますが、高い効果を狙う為には、痛みが伴ってきます。
このように、クリニックでの施術は毛の一番奥にある毛根を攻撃する施術になっている為、痛みが強いという傾向があるようです。

痛みを感じやすい部位

痛みを感じるにしても、どの部位でも同じ程度の痛みというわけではありません
照射する部位によって、痛みが大きく違ってくる事があるようです。
特に痛みを感じやすいと言われているのが、ヒゲやVIOになっています
これらの部位は、肌が他の部位よりも弱いと言われており、それが理由で照射時に痛みを強く感じやすいようです。
また、男性の体毛の中でも、特に濃いと言われているのが、ヒゲやVIOになっています。
毛が濃くても、痛みを強く感じやすい傾向があります。
私も以前、Oラインの脱毛をした事があるのですが、施術時には強い痛みを感じた思い出があります。
看護師曰く、私の場合は、特にOラインの毛が濃いようで、その分、痛みを感じやすいだろうという話でした。
Oラインのように肌の弱い部分は、強い出力で照射してしまうと火傷の可能性があると言われ、毎回一番低い出力で照射してもらっていました。
それでも、一発照射されるだけで、針で刺されたような強烈な痛みを感じる事がよくあります。
逆に、腕や足などは肌が分厚い為、強い出力で照射しても強い痛みは感じにくいと言われています。
このように、照射する部位によって、痛みの程度は大きく違ってくるようです。
特に、ヒゲやVIOは痛みを感じやすい部位になっているので、それらを施術される際は気を付けるようにしてください。

クリニックの施術で痛みを減らす方法4選

クリニックで施術すると痛みが強い理由について、理解が深まったら、次はクリニックの施術で痛みを減らす方法について、見ていきましょう。
具体的には、
麻酔をする
睡眠を十分にとる
蓄熱式の脱毛機を使用する
照射前に飲酒をしない
の4点が、挙げられます。
以下に、それらについて、詳しく解説していきます。

麻酔をする

麻酔をする事も、痛みを軽減する手段として有効です。
麻酔には、主に、笑気麻酔と麻酔クリームの2種類があります
笑気麻酔とは、照射前に麻酔が入ったガスを吸う事で、酩酊したような状態になり、それにより痛みを感じにくくするという施術になっています。
笑気麻酔が効いていると、頭がボーっとした状態になり、手が痺れたような状態になってくるようです。
投与する麻酔の濃度は、その人の状態を考慮しながら、変更していくそうです。
麻酔クリームは、照射前にクリームを塗布する事で、痛みを感じにくくするという施術です。
しかし、アレルギー性鼻炎や喘息、嚢胞などをお持ちの方は、笑気麻酔ができない場合もあるので、その点は注意してください。
私が以前通っていたクリニックでは、痛みが強いと言われているヤグレーザーの機械しかなく、それは今まで一度も照射の経験がなかったので、かなり不安に感じました。
その事を看護師に伝えると、「痛みが気になるようなら、麻酔をすれば、痛みを和らげる事ができますよ」と言われます。
それを聞いて私は、ぜひ笑気麻酔で施術をしてほしいという事を伝えました。
すると、看護師から「笑気麻酔の対象となる方は、アレルギー性鼻炎や喘息を持っていない方が対象になるんですけれども、その点は大丈夫ですか?」と尋ねられます。
私は「アレルギー性鼻炎や喘息があるので、やっぱり止めておきます」と返答します。
安全面を考慮すると、笑気麻酔をするべきではないと考え、断念しました。
小さい頃からアレルギー性鼻炎や喘息に悩んでいた私からすれば、それが理由で笑気麻酔ができないのは残念な気持ちになりました。
しかし、そのクリニックでは、麻酔クリームでの施術も行っていると聞いたので、麻酔クリームでの施術をお願いしました。
実際に、麻酔クリームを塗って施術をしてみると、確かに痛みを軽減できるほどの効果はあったと思います。
簡単に流れを説明すると、照射前に麻酔クリームを施術する部位にしっかり塗布していきます。
このとき、肌にたっぷりクリームを塗っておかないと、その分、痛みを感じやすくなるようです。
クリームを塗り終わったら、サランラップを巻いておきます。
その状態で、30分ほど待つ事になります。
麻酔が効いてくると、その部位の感覚がなくなってきたような状態になってきます。
照射をしてみると、毛がそれほど濃くない箇所は痛みをほとんど感じませんでした。
反対に、毛が濃い箇所は、痛みをそれなりに感じたというのが実感です。
それでも、麻酔クリームを塗らないで施術したときと比較すると、かなり痛みを和らげる事ができたのではないかと思います。
このように、麻酔を使用すると、痛みを一定程度、軽減する事ができます。
しかし、麻酔をしっかり行ったとしても、毛の濃い箇所や肌の弱い箇所だと、強い痛みが発生する可能性もあるので注意してください。

睡眠を十分にとる

施術日の前日に睡眠を十分に取っていないと、施術当日に痛みが増してしまう可能性があります
また、睡眠を十分に取ったとしても、眠りが浅い場合も痛みを感じやすいようなので、その点も注意してください。
どうやら、当日の体調が優れない状態だとその分、痛みを感じやすいようです。
私も以前、IT関係の業界で働いていたときに、定期的にクリニックで脱毛を行っていました。
そのときは、日勤業務ではなく、夜勤もあるシフト勤務をしていたので、生活リズムが不規則な状態です。
休みも少なかったので、クリニックへ行く際は、夜勤明けに行く事もしばしばあります。
仕事も激務だった事もあり、施術当日は、かなり疲れている事が多かったのですが、そんな状態で施術するとかなり痛いと感じました。
看護師から、「体調が優れないなら、本日は中止にしますか?」と聞かれたりもしました。
しかし、私としては、せっかく来たわけだし、ここで中止してしまったら、コース料金を1回分消化した事になってしまいます。
何としても最後まで照射してほしいという気持ちが強かったので、看護師にお願いして結局、最後まで照射してもらいました。
睡眠は、肌の再生に必要な一つの要素となっており、これが不足してしまうと、新陳代謝や老廃物の排出が適切に行われないようです。
そうなると、免疫力が下がってしまい、施術する際に痛みを感じやすくなったり、肌トラブルになりやすいといった状態になってしまいます。
普段、仕事で忙しくてお疲れ気味の人は、休日に施術してもらうようにするなど、休養をしっかり取れる日程に施術してもらうようにしましょう。
当日、寝不足だと感じたときは、肌トラブルが起きない事を優先的に考えて、クリニックに連絡して日程を変更してもらう事も重要です。
このように、睡眠を十分に取っていないと、痛みを感じやすくなってしまったり、肌トラブルの原因になってしまいます。

蓄熱式の脱毛機を使用する

蓄熱式の脱毛機を使用すると、レーザー脱毛機を使用した場合と比較した場合、痛みを軽減できるようです。
蓄熱式の脱毛機で主な機械を挙げると、メディオスターやウルトラ美肌脱毛などがあります。
レーザー脱毛が、毛根を破壊する事により、毛の再生を防ぐメカニズムであるのに対し、この蓄熱式の脱毛機は、バルジ領域を破壊する事により、毛の再生を防ぐメカニズムになっています
バルジ領域とは、毛根よりも皮膚に近い箇所にある組織になっており、この箇所から毛根に栄養を送る事により、発毛や育毛が起きているようです。
つまり、このバルジ領域を破壊する事で、発毛や育毛のサイクルを防ぐ効果が期待できます。
毛根は、毛の一番深い場所に存在する組織である為、それを破壊するには、皮膚の奥まで浸透するように強いエネルギーのレーザーを照射する必要がありました。
しかし、蓄熱式の場合、毛根よりも浅い箇所にダメージを与えていく施術になる為、その分、痛みが軽減できるようです。
私も以前、ウルトラ美肌脱毛でヒゲの施術をしてもらった事があります。
以下に、ウルトラ美肌脱毛で施術をしたときの流れについて、簡単に説明していきます。
まず、照射前に、専用のジェルをヒゲ全体にたっぷり塗っていきます。
このジェルが痛み止めになっているようです。
照射時にあごの場合、横に滑らせるように照射していきます。
逆に、鼻下の場合だと、横に滑らせるほどの面積もないので、1ヶ所ずつ照射していくといったやり方になっています。
レーザー脱毛のように、1ヶ所に1回のみ照射を行うという施術方法ではなく、1ヶ所への照射は3回行われるようです。
照射が終わると、ジェルを拭き取ってくれて、その後、保冷剤でヒゲを数分ほど、冷まします。
「1ヶ所へ3回照射するとなると、レーザー脱毛に比べて、時間が掛かるのでは?」と考えている方も多いでしょう。
しかし、蓄熱式の脱毛機の場合、照射口がレーザー脱毛機よりも大きく、かつ横に滑らせるように照射していくので、レーザー脱毛に比べるとはるかに短い時間で施術を終える事ができます。
痛みもレーザー脱毛と比較すると、かなり弱いと言っていいと思います。
弱い出力で照射した場合だと、痛みはほとんど感じません。
強い出力で照射すると、痛みを感じる事もありますが、耐えられないというほどではありません。
レーザー脱毛の痛みが「輪ゴムではじいたような痛み」と言われているのに対して、蓄熱式の脱毛機の痛みは、文字通り熱を体に受けたような痛みを感じます
強い出力だと「熱い!」と感じてしまうでしょうが、レーザー脱毛よりも施術時間ははるかに短いので、苦しいと感じる時間もごく僅かです。
レーザー脱毛で痛みに耐えられなかったという人でも、この蓄熱式の脱毛で痛みに耐えられないという人は、まずいないでしょう。
このように、蓄熱式の脱毛機で施術すると、レーザー脱毛よりも痛みを大幅に軽減できる効果が期待できます。

照射前に飲酒をしない

照射前にお酒を飲んでしまうと、痛みが強くなってしまうので、気を付けてください。
アルコールを摂取すると、血行が促進され、体温が上がってしまう為、肌が敏感になってしまうようです。
このような状態だと、肌トラブルも起きやすい状態になり、かゆみや赤み、湿疹といった症状が発生しやすくなります
アルコールは利尿作用もあるので、アルコールを飲んだ後に、トイレに行く回数が増えてしまうと、体の水分が不足しがちになるでしょう。
水分が不足してしまうと、肌が乾燥しやすくなり、それが痛みに繋がるといったリスクもあります。
個人差はありますが、一般的に施術の12時間前までにお酒を飲むのは、控えた方がいいようです。
要するに、体内のアルコールが完全に抜けるには、12時間程度は掛かるという事になります。
こう聞くと、「お酒に強い人は、アルコールが12時間よりも早く抜けて、お酒に弱い人は、それよりも時間が掛かるのでは?」と考える人もいるでしょう。
しかし、お酒に強いから、アルコールが早く抜けるわけでもなければ、お酒に弱いからアルコールが抜けるのが遅いわけでもないようです。
どれくらい経過すればアルコールが抜けるかは、その日の体調や飲んだお酒の量によって、変化してきます。
仕事をしていると、会社の同僚や取引先から飲みに誘われる事もあるでしょう。
そういった場合は、ノンアルコール飲料を飲むだけにして、アルコールは控えるようにしてください
ノンアルコール飲料を飲むだけなら、体温が上がってしまったり、水分が不足してしまうといった状態を防ぐ事ができるようです。
しかし、ノンアルコール飲料でも飲み過ぎてしまうと、水分不足になってしまう危険性もあるので、飲み過ぎは禁物です。
どうしてもお酒を飲んでしまったという場合は、当日の施術は安全の為に、キャンセルをした方がいいでしょう。
アルコールを飲んでから時間はかなり経っているけれども、二日酔いのような体調が悪い状態で施術を受けてしまった場合も、痛みが強くなる可能性が高いです。
体調が優れないようなら、クリニックに向かう前に電話でもいいので、クリニックの看護師やスタッフと相談してみる事も重要です。
また、肌トラブルという点で注意しなければいけないのは、照射前だけではなく、照射後の当日中も同様に気を付けなければいけません。
施術後であっても、飲酒をする事によって体温が上がってしまうと、肌トラブルが起きやすくなります。
その為、照射後もお酒を飲むのは、控えるようにしましょう。
このように、照射前に飲酒をしてしまうと、肌が敏感になってしまうので、その分、痛みを感じやすくなります。
それだけでなく、かゆみや赤み、湿疹、肌が乾燥しやすくなるといった肌トラブルになる可能性もあるので、注意してください。

まとめ

クリニックの施術で痛みを減らす方法4選
麻酔をする
睡眠を十分にとる
蓄熱式の脱毛機を使用する
照射前に飲酒をしない

いかがでしょうか?
脱毛するとなると、多くの方が施術時の痛みで辛い思いをしたり、長続きしなかったという話をよく聞きます。
しかし、施術時の痛みというのは、施術方法を工夫したり、施術前に準備をしっかり行なっておくだけでも変わってくるでしょう。
今回ご紹介した施術前に麻酔をしたり、蓄熱式の脱毛機を使用する事によって、痛みを大幅に軽減できるようになります。
自分自身でもできる対策としては、飲酒を控える事や睡眠を十分に取る事も重要になってきます。
そういった状態だと、場合によっては、クリニックから当日の施術を控えるように言われる事もあるので、その点は十分に気を付けるようにしてください。