ヒゲを永久脱毛したいけど、永久脱毛って正直どういうものかよく分からない、なんて方も多いのではないでしょうか?
ヒゲを永久脱毛するなら、事前に永久脱毛の定義や施術終了までに必要な金額などをしっかり把握しておく必要があります。
そうしないと、自分がイメージしていたものと全然違っていた、なんて事になってしまうでしょう。
私も永久脱毛を始めた当初は、照射したヒゲがどろぼうひげの状態で長く続いてしまい、ヒゲが抜けるまでの間、憂鬱な日々を過ごしていました。
このように、永久脱毛をする事によって、辛い思いや憂鬱な気分にならない為にも、適切な知識を理解しておくと施術前と施術後に大きなギャップが生じにくくなるでしょう。
今回は、そんなメンズが永久脱毛する場合に絶対抑えておきたい基礎知識4選について、ご紹介していきます。
こんな人に読んで欲しい
ヒゲを永久脱毛したいと考えている人
永久脱毛とはどういうものかよく知りたい人
ヒゲを永久脱毛する際に絶対抑えておきたい基礎知識4選
それでは、ヒゲを永久脱毛する際に絶対抑えておきたい基礎知識について、話していきましょう。
具体的には、
永久脱毛の定義
施術方法
必要な回数と金額
どろぼうひげの状態になる
の4点が、挙げられます。
以下に、それらについて、詳しく解説していきます。
永久脱毛の定義
永久脱毛とは、長期間に渡って高い減毛効果を実感できる施術を指しています。
具体的にどの程度の期間を指しているかは、クリニックやエステによって違ってくる印象があります。
私の通っていたクリニックだと、永久脱毛の期間を5年程度と定めていました。
海外の電気脱毛協会では、脱毛終了後、1ヶ月経過後に生えてくる毛の量が20%以下の状態を永久脱毛と定義しています。
また、3回目の脱毛を施術した後、6ヶ月が経過した際に、毛の量が3分の2以上減少していても永久脱毛と言えるようです。
永久脱毛と聞いてよく勘違いしやすいのが、「永久脱毛をすれば、永久的に新しい毛が生えてこなくなる」と考えている人が多いという事です。
確かに、字面だけ見れば、そのように考えてしまう人がいても不思議ではないでしょう。
私も脱毛を始めるまでは、永久脱毛の意味を全く理解していませんでした。
クリニックやエステによっては、初めてカウンセリングに行った際に、当院では永久脱毛ができるという説明はあっても、永久脱毛の定義について詳しく説明してくれないところもあります。
その点が気になる方は、カウンセリング時にそのクリニックやエステでは、どの程度の期間永久脱毛の効果が続くのか、しっかり確認しておくのもいいでしょう。
ヒゲというのは、永久脱毛をしなければ、何度でも新しい毛が生えてくる可能性があります。
ヒゲは体毛の中でも、特に毛が濃い部分と言われているので、永久脱毛の施術でなければ、減毛効果を中々、実感しにくいケースもあるようです。
ヒゲは肌の弱い部分である為、ヒゲを剃る際に、肌荒れを起こしやすいといったリスクが存在します。
毎朝、ヒゲ剃りをする度に肌を傷つけてしまい、辛い思いをしてきたという人も多いでしょう。
しかし、永久脱毛ならば、長期間に渡って高い減毛効果を実感できるので、肌荒れを起こしにくくなってきます。
青髭の状態で自分に自信が持てないと悩んでいる人なら、清潔感がアップし、自信が持てるようになるでしょう。
エステで施術した場合、永久脱毛の施術ではないので、毛が抜けるまでに時間や回数がクリニックよりも多く掛かります。
また、毛が無事抜けたとしても、その後も定期的な頻度で通わなければ効果は持続しないそうです。
このように、永久脱毛とは、長期間に渡って高い減毛効果を実感できる施術を指しており、永久的に新しい毛が生えてこないというわけではないので、その点は注意してください。
施術方法
永久脱毛をするには、レーザー脱毛やニードル脱毛といったやり方が有名です。
レーザー脱毛は、医療行為に該当する為、クリニックでしか施術は実施されていません。
レーザー脱毛とは、毛の一番奥にある「毛根」を攻撃する事によって、毛の再生を防ぐ施術になっています。
レーザーは、黒いメラニン色素のみに反応する性質を持っています。
その為、黒い毛にしか反応しない性質を持っているので、白い毛などには反応しません。
仮に、毛根に近い箇所の毛が黒かったとしても、毛の先端部分が白いと効果はないようです。
60代や70代くらいの方となると、白い毛が生えているといった事も珍しくないかもしれません。
それに対して、まだ30代くらいだと、白い毛なんて生えているわけないと考える人もいるかもしれません。
意外と、まだ若い年齢の方でも、白い毛が数本程度なら生えている方もいらっしゃいます。
かくいう私も、ヒゲに3本程度、白い毛が生えていた事があります。
元々、白い毛が生えている事は全く自覚していなかったのですが、ヒゲ脱毛をきっかけに、それに気が付きました。
ヒゲがほとんど抜け落ちた状態になっているときに、鏡でヒゲの周囲を確認すると、白いヒゲが3本ほど生えているのを見つけました。
白いヒゲが生えるほど、年を取っているわけではないのに、3本も生えていた事に驚きました。
白いヒゲが生えるなんて絶対おかしいと考えた私は、最初はてっきり「レーザー脱毛に何か問題があって、そうなってしまったのでは?」と考えました。
慌ててクリニックのその事を相談すると、「それは関係ないと思いますよ。元々、生えていた事に気付かなかったのが、ヒゲが薄くなったのがきっかけで、気付いたのではないでしょうか?」との回答でした。
どうやら、私の場合、元々ヒゲが濃すぎるあまり、白いヒゲが生えていた事に全く気付いていなかったでしょう。
ただ、私のように若い世代でも、ヒゲなどに白い毛が生えている事は、よくあるようです。
毛にレーザーが照射されると、そのエネルギーが熱に変化していきます。
毛に伝わった熱は、一番奥の毛根に届くように熱が集中していきます。
その熱により、毛根は破壊され、毛が抜け落ちていきます。
照射してもすぐに抜けるわけではなく、抜けるまでに1~2週間ほど掛かります。
すぐに抜けない理由としては、出力された熱のダメージがが少しずつ毛根へ蓄積されていき、弱まる事で抜けていくというメカニズムになっているからです。
つまり、出力される熱が弱く設定されている為、抜けるまでに時間が掛かるという事です。
早く毛が抜けてほしいと考えている人からすると、「それならば、もっと強い出力で照射すればいいのに」と考える人もいるでしょう。
しかし、すぐに毛が抜けてしまうくらい強い出力で照射してしまうと、耐えられないほど強い痛みや火傷などの肌トラブルに繋がる可能性があります。
レーザー脱毛の施術で、照射したらすぐに抜けるという施術方法を実施しているクリニックは、まずないと考えてください。
ニードル脱毛とは、毛穴の近くに電気が流れる針を刺していき、その電機の熱で毛乳頭にダメージを与えていく施術になっています。
熱を加えたときに、スルッと抜けるようなら、効果があったという事になります。
反対に、熱を加えても上手く抜けないようなら、毛乳頭にダメージを与えられていないという事になるので、その場合はもう一度、同じ毛に針を刺す事もあるようです。
レーザー脱毛が、クリニックでしか施術が行われていないのに対し、ニードル脱毛はクリニックとエステの両方で行われている施術になります。
レーザー脱毛が、一度の照射で複数のヒゲにダメージを与えられるのと違い、ニードル脱毛では、一度に1本の毛しか抜く事ができません。
その為、施術時間をレーザー脱毛とニードル脱毛で比較すると、ニードル脱毛の方がはるかに時間が掛かってしまうようです。
しかし、その分、減毛効果はレーザー脱毛よりも高く、一度抜いた毛が再び生えてくる可能性は、かなり低いと言われています。
また、黒い毛以外の毛も抜く事ができたり、日焼けをしている状態でも施術可能だったりと、レーザー脱毛よりも対応可能な範囲が広くなっています。
肌に針を刺すという施術方法からもイメージの付く通り、施術時には、かなりの痛みを伴うようです。
人によっては、肌をつねられたような痛みを感じ、それが毛が抜けるまで、ずっと続いているといった意見もあります。
ヒゲの中でも特に痛いと感じるのが、鼻下や下唇の付近になっています。
ここを施術する際は、1本抜くだけで、痛すぎて涙が出てしまうといった状態になります。
痛みの強さに関しては、レーザー脱毛よりもニードル脱毛の方が痛みが強いと考える方が圧倒的に多いです。
痛みに弱い人は、ニードル脱毛での施術は、慎重に検討するようにしましょう。
クリニックで施術するなら、麻酔を用意している院も多いです。
痛みを少しでも和らげたいと考えているなら、クリニックで麻酔を使用した状態で施術するのが、有効になってきます。
反対に、エステだと麻酔を使用しての施術はできないようになっているので、その点は気を付けてください。
このように、永久脱毛には、レーザー脱毛やニードル脱毛といった施術方法があります。
レーザー脱毛は、ニードル脱毛に比べて痛みが弱く、施術時間も早く終わるというメリットがあります。
反対に、ニードル脱毛だと減毛という点では、レーザー脱毛よりも高い効果を期待でき、白い毛も抜く事ができるといったメリットが存在しています。
どちらが自分に合っているか、両者のメリットや特徴をしっかり把握した上で選ぶようにしてください。
必要な回数と金額
レーザー脱毛とニードル脱毛のどちらを選ぶかによって、施術に必要な回数や金額というのは違ってくる傾向があります。
一般的には、ニードル脱毛の方がレーザー脱毛よりも必要な施術回数や金額は、多くなってきます。
レーザー脱毛の場合、一度の施術ですべてのヒゲが抜け落ちたとしても、2ヶ月程度で新しい毛が生えてきます。
これは、レーザー脱毛で一度に破壊できる毛は、毛根全体の一部だけと言われているからです。
その為、一度抜けてしまったら、毛根が完全になくなるというわけではなく、残った毛根から新しい毛が生えてくるという流れになっています。
もし、レーザー脱毛で自己処理がいらなくなるくらいツルツルにしようと思うと、最低でも13回程度の施術は必要になってくるでしょう。(参考:【髭脱毛】ツルツルになるまでに何回必要?脱毛方法別の回数を徹底調査)
金額では、13~18万円は掛かると言われています。(参考:ヒゲ脱毛の値段と相場|徹底比較でわかったお得なクリニック・サロンも解説)
ニードル脱毛の場合、ヒゲの毛量によって、脱毛が完了するまでに必要な回数というのは違ってきます。
ニードル脱毛は、1本1本毛を抜いていく施術になる為、一度の施術でかなり時間が掛かります。
当日に抜けなかった毛は、次回以降に繰り越しになります。
目安として、1分間に毛を抜く事ができる本数は、10本程度だと言われています。
30分の施術時間を確保しているのなら、一度の施術で300本程度抜ける計算になります。
しかし、これは、自分が痛みをほとんど感じなかった場合の話です。
痛みを強く感じてしまうと、それに併せて、針を刺す間隔もゆっくりしてほしいと感じる人が多いでしょう。
痛みに併せて、通常よりも遅い間隔で施術を行っていれば、当然、一度に抜ける本数も少なくなってしまいます。
施術する場所では、一人に施術できる時間が決まっているところがほとんどになります。
一人施術時間が30分までと決まっているところなら、その時間が来れば、たとえ抜けた本数が少なくても終了せざるを得ません。
ヒゲが濃い人の場合、ツルツルになるまでに約35〜40回ほど掛かるようです。(参考:【髭脱毛】ツルツルになるまでに何回必要?脱毛方法別の回数を徹底調査)
ニードル脱毛の場合、抜いたヒゲの本数、または施術した時間によって料金が変化してくるというシステムを採用しているところが多いようです。
ヒゲが薄い人でも、最低で30万円ほどし、濃い人だと、それよりもはるかに高額な100万円という金額になってくる可能性もあります。(参考:【保存版】ニードル脱毛での髭脱毛徹底ガイド!口コミ評判の高いおすすめサロン・クリニックをランキング)
ニードル脱毛で施術する場合、料金が高額になってくる可能性が高いので、お金に余裕のない人は、慎重に検討するようにしてください。
このように、レーザー脱毛とニードル脱毛のどちらを施術するかによって、必要な施術回数や金額は違ってきます。
施術回数を減らしたいと考えているようなら、レーザー脱毛の方がいいでしょう。
どろぼうひげの状態になる
ヒゲをレーザー脱毛した場合、毛が抜けるまでの期間、ヒゲは「どろぼうひげ」という状態になってしまいます。
どろぼうひげとは、文字通り、ドラマや映画に出てくるいかにも泥棒をしてそうな人に多い、ヒゲが全体的に濃い状態を指しています。
レーザー脱毛をすると、毛が抜けるまでの1~2週間はこのどろぼうひげのように、ヒゲが濃い状態が続きます。
かつ電動シェーバーやカミソリで時間を掛けて剃っても、毛にコシがないような感じになり、綺麗に剃れない状態になってしまいます。
これは、ヒゲがレーザー脱毛によって濃くなったわけではなく、レーザーの熱で毛が膨らんでしまい、それによって毛が濃く見えてしまうだけのようです。
私も以前、ヒゲ脱毛をした際に、どろぼうひげの状態になってしまい、丁寧に剃ってもヒゲがかなり残ってしまうようになりました。
私はその頃、ヒゲがかなり濃く、伸びるのも早かったです。
その為、夕方になると朝にしっかり剃ってきていても、どろぼうひげのせいで、ヒゲがかなり目立つ状態になってしまいました。
ある日、夕方に会議があったので、会議が始まる前に会議室で同僚と話をしていました。
その同僚が私の顔をじーっと見つめていたかと思うと、急に「ヒゲ伸ばしているの?」という質問をしてきました。
そんなつもり、全くなかった私は、当然その事を否定しました。
その事を指摘された後に、トイレの鏡で自分の顔を見つめたときに「やっぱり、これだけヒゲが濃いと、そう思われてしまうのも無理ないよな」という心境になりました。
元々、ヒゲが濃い人ほど、どろぼうひげの状態になった場合のヒゲの濃さもその分、目立ちやすいです。
つまり、脱毛を継続的に行っていき、ヒゲが薄くなれば、どろぼうひげになっても、毛の濃さは目立ちにくくなるでしょう。
どろぼうひげの状態になっても、肌の保湿を念入りに行っておけば、どろぼうひげの期間を短縮する事もできます。
なぜなら、レーザー脱毛というのは施術後、しばらくはレーザーの熱により、肌が水分不足になってしまうからです。
肌の健康状態がしっかりキープされていれば、毛が抜けやすくなります。
理想としては、朝と夕方の2回に分けて、保湿クリームをたっぷり塗布するようにしてください。
また、十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を摂取する事も重要になってきます。
肌を理想の状態に保つ為には、そういった普段の生活習慣にも気を配っていく必要があるでしょう。
普段の食事は、カップ麺やコンビニのお弁当ばかりなど、そういった栄養が偏った食生活ばかり送っていると、肌の健康維持も難しくなってきます。
毛が抜けるまでに掛かる期間を短縮できれば、その分、どろぼうひげの状態になっている期間も短くなってくるでしょう。
このように、どろぼうひげの状態だと、普段よりもヒゲが濃い印象を周囲に与えてしまいます。
時と場合によっては、それだけで相手にマイナスの印象を与えてしまう事もあるでしょう。
その為、近いうちに彼女とのデートがあったり、婚活があるなど、重要なイベントを控えている前にレーザー脱毛で施術するのは、控えておいた方がいいと思います。
まとめ
ヒゲを永久脱毛する際に絶対抑えておきたい基礎知識4選
永久脱毛の定義
施術方法
必要な回数と金額
どろぼうひげの状態になる
いかがでしょうか?
永久脱毛は、エステで行われている光脱毛よりも高い減毛効果を実感できるのが魅力です。
ヒゲの永久脱毛の施術方法には、レーザー脱毛とニードル脱毛の2種類が存在しています。
レーザー脱毛だと、毛が抜けるまでに1~2週間ほど時間は掛かってきます。
それに対して、ニードル脱毛だと施術した当日に抜けるといった違いがあります。
レーザー脱毛で施術した場合、どろぼうひげになってしまう可能性があるので、その点は注意するようにしてください。
どろぼうひげになってしまっても、保湿対策や十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事を心掛けていればその分、ヒゲも抜けやすくなります。
ヒゲで悩んでおられる方は、高い効果を実感できる永久脱毛をやってみると自ずと悩みも解消されるでしょう。