顔の脱毛をクリニックで行う場合、多くの方が不安になるのが、「痛み」になってきます。
ヒゲなどのような、体毛の濃い部分になると、他の部位よりも強い痛みを感じやすくなります。
私も今まで、顔脱毛を何度も経験してきましたが、毎回痛みが強かったので、いつも憂鬱な気持ちでした。
痛みを抑える為には、麻酔クリームを使用したり、ダイオードレーザーの脱毛機を使用するといった対策が有効になってきます。
今回は、そんなメンズがクリニックで顔脱毛するときに痛くならない対策3選について、ご紹介していきます。
こんな人に読んで欲しい
今まで、クリニックで顔脱毛をした際に、強い痛みを感じた人
クリニックでの顔脱毛は、強い痛みがあると聞いて、不安に感じている人
クリニックでの脱毛方法とは?
始めに、クリニックでの脱毛方法には、どういったものがあるのか、簡単に紹介していきます。
クリニックで実施されている脱毛の施術には、大きく分けてレーザー脱毛とニードル脱毛の2種類が存在しています。
レーザー脱毛とは、その名の通りレーザーを照射する事で、毛の細胞にダメージを与えていく手法になっています。
照射された毛は、1週間~3週間ほどで抜け落ちます。
このときに一度抜けてしまった毛は、二度と生えてこないというわけではなく、1ヶ月~2ヶ月ほどすると、抜けた箇所から新しい毛が生えてきます。
毛が生えそろうと、再び照射するといったサイクルを繰り返す事で、減毛効果や永久脱毛を実感できるようになります。
毛が濃いほど、強い出力で照射しないと抜けないようになっており、それに比例して痛みも強くなってきます。
痛みのイメージとしては、輪ゴムではじかれたような痛みがするという風によく言われています。
ニードル脱毛とは、毛の近くに電流が流れる針を刺し、その電流を毛乳頭に流す事で、発毛を停止させる手法になっています。
レーザー脱毛と違い、施術した当日に脱毛効果を実感でき、一度抜いた毛が生えてくる事はないので、同じ毛を繰り返し抜くといった手間が掛かりません。
高い脱毛効果を得られる反面、痛みもかなり強くなっているので、施術前に麻酔をする事を強くオススメします。
ニードル脱毛の場合は、皮膚をつねられたような痛みを感じると言われています。
このようにクリニックでの脱毛には、レーザー脱毛とニードル脱毛の2種類があります。
痛みの感じ方が違うといった事やニードル脱毛の方が痛みが強いといった特徴があるので、その点は注意するようにしてください。
クリニックで顔脱毛するときに痛くならない対策3選
(引用:メンズリゼ公式サイト)
クリニックでの脱毛方法について、理解が深まったら、次はクリニックで顔脱毛するときに痛くならない対策3選について、見ていきましょう。
具体的には、
麻酔クリームを使用する
笑気麻酔を使用する
ダイオードレーザーの脱毛機を使用する
の3点が、挙げられます。
以下に、それらについて、詳しく解説していきます。
麻酔クリームを使用する
麻酔クリームを塗布する事で、痛みを和らげる効果があります。
麻酔クリームを塗る場合、クリニックによっては、看護師が塗布してくれるのではなく、自分で塗布しなければいけないといったケースもあります。
自分で塗布しなければいけないクリニックで施術を受ける場合、塗り残しがないように注意してください。
そのようなクリニックでは、麻酔クリームを塗る為に、目の前に鏡があるメイクルームのような部屋に案内されます。
その鏡を見ながら、麻酔クリームを塗っていくといった感じです。
私が施術を受けたクリニックでは、クリームを塗る際、素手の状態で塗るのではなく、指一本分だけ入るような手袋を渡してくれたので、その手袋を付けた状態で塗っていきました。
顔に少しでも塗り残しがあると、それだけで痛みを強く感じてしまいます。
麻酔がしっかり効く為には、「クリームをたっぷり塗った方がいいんじゃないの?」と考える人もいるかもしれませんが、そういうわけではなさそうです。
看護師曰く、「麻酔クリームで重要になってくるのは、塗り残しがないようにしっかり塗っておく事なんですよ」との事です。
顔にクリームを塗る際に、塗り残しが起こりやすいのが、唇の付近やもみあげ付近、まぶたの付近になっています。
この辺りは痛みを強く感じやすい箇所にもなっているので、たとえ塗り残しがなかったとしても、痛みを感じやすいです。
私ももみあげ付近にクリームを塗った際に、塗り残しがないようしっかり塗っていたのですが、それでも実際の照射時には、他の箇所より強い痛みを感じました。
このように、しっかり塗布していたとしても、痛みを感じやすいので、この辺りも塗り残しがないよう、鏡でよく確認しながら塗るようにしましょう。
「仮に塗り残しがあっても、看護師が施術前に気付いてくれるんじゃないの?」と考えている人もいるかもしれませんが、それはまずないと考えてください。
麻酔クリームを使用して施術する場合、麻酔クリームを塗った状態で施術を受けると思っている人も多いようですが、そういうわけではありません。
麻酔クリームというのは、クリームを施術箇所に塗り終わったら、その後顔パックをした状態で30分ほど待ちます。
待ち時間が発生する理由としては、麻酔が顔に浸透するまでに、時間が掛かる為です。
30分経過したら、顔に付いたクリームを落とす為に洗顔を行い、その後施術という流れになります。
このとき、麻酔がしっかり効いているようなら、顔が突っ張ったような、変な感じがします。
口の周辺にクリームがきちんと塗られているようなら、口を開けづらいといった状態になるでしょう。
洗顔をしてしまうと当然の事ながら、傍から見ると、顔にクリームが付いていた事が全く分からなくなります。
その為、看護師も施術時に、顔すべてにまんべんなく麻酔が効いているのか、判別できない状況です。
その箇所に麻酔が効いているかどうかは、実際に照射したタイミングで、強い痛みを感じるかどうかでしか判別できません。
このように、麻酔クリームを塗布する事で、痛みを軽減する事ができます。
しかし、塗り残しがあると、その分強い痛みを感じやすくなるので、その点は注意するようにしてください。
笑気麻酔を使用する
笑気麻酔を吸入する事でも、痛みを軽減する事が可能となります。
笑気麻酔とは、医療用の酸素ボンベと笑気ガスを混ぜ合わせた状態にして、それを鼻から吸っていく麻酔方法になります。
この笑気麻酔は、歯医者さんでも用いられている手法になっている為、歯医者さんへ受診した際に、笑気麻酔を受けた事があるという方もいるのではないでしょうか?
この笑気麻酔を吸うと、頭が段々ボーっとしたような状態になっていきます。
人によっては、「酩酊したような状態になる」と言われる方もいます。
酔っぱらった状態で耳元で話されると、声がキーンと頭に響きやすくなるという方もいると思いますが、この笑気麻酔でも同様の状態になるようです。
また、体が温かくなってくるように感じる方もいます。
麻酔と聞くと、意識がなくなるような状態になる事をイメージしている方もいるかもしれませんが、この笑気麻酔はそこまで強力な麻酔ではありません。
あくまで頭がボーっとしたような状態になるだけで、意識はしっかりあります。
「麻酔と言えば、長時間効果が持続するので、施術後もしばらく頭がボーっとしたような状態になるのでは?」と考えている人も多いでしょう。
確かに、笑気ガスの吸入を止めた後も、そういった状態になるのは事実ですが、それでも30秒ほどしかそういった状態は続きません。
比較的、短時間で通常の意識状態に戻るので、フラフラになって歩けないといった状態にはまずならないでしょう。
麻酔クリームと違って、塗り残しというリスクがない分、麻酔クリームよりも簡単に行いやすいイメージがあります。
しかし、笑気麻酔には、喘息などの呼吸器系の疾患や花粉症などのようなアレルギー体質の方は、笑気麻酔ができないケースが多いです。
そういった症状がある方は、医師の問診の際に、その旨を忘れずに伝えておくようにしましょう。
私もそういう疾患があったのですが、元々そういった事は全く知らずにいたので、問診の際に、笑気麻酔を希望していている旨を医師に伝えていました。
すると、喘息や花粉症の方には、笑気麻酔はできないといった事を言われて、ガッカリした経験があります。
ただ、これは笑気麻酔ができないというだけであって、麻酔自体ができないというわけではありません。
体質的な問題で笑気麻酔ができない場合は、笑気麻酔ではなく代替策として、麻酔クリームを塗るようにしましょう。
麻酔クリームならば、喘息などの疾患がある方でも、問題なく塗布する事ができます。
麻酔を希望する場合は、施術料金には含まれず、別料金として請求されるクリニックも多いので、その分金銭的な負担が増える可能性が高いでしょう。
金銭的な負担を少しでも抑えたいなら、麻酔代が無料になっているクリニックもあるので、そういったクリニックを選んでみるといいと思います。
このように、笑気麻酔を使用する事でも、痛みを抑える効果が期待できます。
しかし、喘息などの疾患がある方は、笑気麻酔を受けられないケースがあります。
そういった場合は問診の際に、たとえ軽度の症状であっても、その旨を医師に伝えておくようにしましょう。
ダイオードレーザーの脱毛機を使用する
ダイオードレーザーの脱毛機で施術を受ける事で、痛みを軽減する事ができます。
ダイオードレーザーとは、医療用に利用されているレーザー脱毛機の一種になり、長い波長と短い波長の中間ぐらいの波長を出していると言われています。
このダイオードレーザーは、最新式の脱毛機となっており、従来のレーザー脱毛機と比較して、痛みが少ないといった特徴があります。
従来のレーザー脱毛と言えば、照射時に強い痛みを感じるのが、一般的でした。
ヒゲなどの痛みを感じやすい部位に照射すると、人によっては、涙が出るくらいキツイ状態になります。
しかし、このダイオードレーザーならば、パルス幅を選択できるようになっているので、痛みを感じにくい設計になっています。
ダイオードレーザーには、「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類が存在し、その人の肌質や毛質に合わせて、適宜選べるようになっているようです。
熱破壊式とは、レーザーから照射される熱を毛乳頭に与える事によって、毛の再生を防ぐ施術方法になっています。
アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーが、この熱破壊式に近いイメージになっています。
これは、蓄熱式と比較した場合、濃い毛にも反応しやすい性質を持っているので、ヒゲにも高い効果が期待できます。
その反面、痛みが強かったり、肌に負担が掛かりやすいといった特徴もあるので、その点は注意が必要です。
蓄熱式とは、バルジ領域と呼ばれる箇所に熱を与える事によって、発毛をストップさせる方式になっています。
毛乳頭よりも皮膚に近い部分を攻撃する為、熱破壊式と比較すると、低い温度で照射されます。
その分、痛みを軽減する事ができ、産毛や白い毛にも効果があると言われています。
ダイオードレーザーは、他のレーザー脱毛機より痛みを抑える事ができると言っても、ヒゲが特に濃い人だと、それでも痛みを強く感じてしまう人もいるかもしれません。
痛みを抑えやすい蓄熱式で照射しても、強い痛みを感じてしまったのなら、出力を下げて照射してもらえるよう、担当の看護師に頼んでみましょう。
しかし、「出力を下げてしまうと、その分効果が弱まるので、下げない方がいいんじゃないの?」と考える人もいるでしょう。
確かに、熱破壊式のレーザー脱毛機では、出力を弱めると、効果が下がってしまうのが一般的です。
しかし、蓄熱式ならば出力を下げても、しっかりとした効果を実感できるようになっています。
なぜなら、出力を下げてその分、同じ箇所に長く照射する事で、出力を下げる前と同レベルの脱毛効果を実感できるようになっているからです。
熱破壊式の場合だと、ショット形式になっており、一度の施術で同じ箇所に2回照射するというのは、火傷などのリスクがある事から推奨されていません。
それに対して、蓄熱式だと、滑らせるように照射していきます。
この施術方法だと、同じ箇所に長時間照射できるようになっていて、火傷などの肌トラブルのリスクも低くなっています。
このようにダイオードレーザーは、痛みが少ないにも関わらず、効果が高いといった特徴があります。
このダイオードレーザーには、「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類があるので、自分にはどちらが合っているのか、担当の看護師とも相談しながら、じっくり検討してみるといいでしょう。
まとめ
クリニックで顔脱毛するときに痛くならない対策3選
麻酔クリームを使用する
笑気麻酔を使用する
ダイオードレーザーの脱毛機を使用する
いかがでしょうか?
顔の肌というのは、他の部位に比べて皮膚が弱いので、その分痛みを感じやすい傾向があります。
また、その部位の毛が濃いと、さらに痛みは増してくるでしょう。
顔脱毛をする場合、多くのメンズが痛みに悩まされる事が多いです。
しかし、クリニックでの施術は痛みが強いからという理由で脱毛を諦めてしまうのは、とても勿体ないと思います。
適切な対策をする事で、痛みをしっかり抑える事が可能になります。
今回ご紹介したように、麻酔クリームを使用したり、ダイオードレーザーの脱毛機を使用する事で痛みを少なくする事ができます。
麻酔を使用した場合、施術とは別料金になるクリニックも多いので、その点は注意するようにしてください。