VIOの脱毛をしたい場合、レーザー脱毛で施術をしたいと考えている人も、多いのではないでしょうか?
確かにレーザー脱毛は、光脱毛と比較して、高い脱毛効果を得やすいと言えるでしょう。
しかし、そんなレーザー脱毛にも残念ながら、注意しておかなければいけない点があります。
例えば、レーザー脱毛で施術を受けると、痛みが強かったり、照射範囲が限定されるといった特徴があります。
レーザー脱毛で施術を受けるのなら、そういった注意点も踏まえた上で施術を受けておくと、施術を受ける前と受けた後のギャップが生じにくくなるでしょう。
今回は、そんなメンズがVIOをレーザー脱毛時に注意するべき知識4選について、ご紹介していきます。
こんな人に読んで欲しい
VIOをレーザー脱毛したいと考えている人
VIOの脱毛方法について、知りたい人
VIOをレーザー脱毛時に注意するべき知識4選
それでは、メンズがVIOをレーザー脱毛時に注意するべき知識4選について、話していきましょう。
具体的には、
レーザー脱毛はクリニックでしか施術を受け付けていない
痛みが強い
照射範囲が限定される
照射の出力レベルが低く、効果を感じるまでに時間が掛かる
の4点が、挙げられます。
以下に、それらについて、詳しく解説していきます。
レーザー脱毛はクリニックでしか施術を受け付けていない
VIOの施術を受けたい場合、エステとクリニックのどちらにしようか悩まれる方も多いでしょう。
しかし、レーザー脱毛で施術を受けたいと考えているようなら、必然的にクリニックで施術を受ける事になります。
レーザー脱毛は、医療行為に該当する為、エステで施術を行うのは、できないようになっています。
本来、医療行為を行えるのは、医師や看護師などの医療に関する資格を持った人に限定されています。
クリニックで施術を行う場合、医療従事者が必ず担当する事になっていますが、エステは医療機関ではないので、医療従事者は在籍していません。
エステで施術を行っているのは、エステティシャンになり、医療系の資格を持っていない為、レーザー脱毛のような医療行為を行うことは法律で禁止されています。
自宅の近くにエステならあるけれども、クリニックは近くにないので、クリニックに通うとなると遠出をしなければいけないという方もいるでしょう。
「毎回遠くのクリニックまで通うのが面倒だから、近場にあるエステでいいや」という考えも確かに、間違ってはいません。
しかし、エステにはクリニックにはないデメリットも存在しているので、その点もよく考慮しておくべきです。
エステで施術すると、クリニックで施術するよりも、火傷などの肌トラブルになるリスクが高くなってしまうかもしれません。
理由としては、エステはクリニックのように、専門の知識や技術を持ったスタッフが施術をしていないからです。
クリニックでは、看護師が患者一人一人の肌質などを考慮に入れながら、施術を行っていく為、肌トラブルが起きる可能性は低くなっています。
それに対してエステでは、スタッフがそういった知識や技術に乏しい為、結果として肌トラブルになってしまうという事例もあるようです。
VIOは、肌が弱い部位になる為、他の箇所よりも肌トラブルが起きやすくなっています。
そういった肌トラブルを避ける為には、エステよりもクリニックを選んでおくといいでしょう。
このように、レーザー脱毛を受けたい場合、クリニックでしか施術を受け付けていません。
その為、レーザー脱毛を受けたいなら、自宅が通える範囲のクリニックの中から、自分に合ったクリニックを選ぶようにしましょう。
痛みが強い
VIOの脱毛をするとなると、多くの方が気にしておられるのが、痛みになってきます。
レーザー脱毛というのは、効果を実感しやすい分、痛みを強く感じやすいという特徴があります。
理由としては、エステで施術されている光脱毛よりも、高い出力で照射を行っているからです。
VIOは、肌の中でも、非常にデリケートな部位になってきます。
その分、そこにレーザーで熱を加えると、他の部位を脱毛したときよりも、強い痛みを感じやすいと言えます。
また、VIOの毛というのは、他の毛よりも毛量が多く、1本1本の毛が濃くなりやすいといった特徴が挙げられます。
レーザー脱毛というのは、黒い毛に反応しやすい性質を持っている為、毛が濃いほどそれに比例して、痛みも強くなる傾向があります。
VIOの毛が、最初から産毛程度に薄いといった方はまずいないと思うので、ほとんどの方が痛みを強く感じやすいと考えて頂いて、間違いないでしょう。
レーザー脱毛は、永久脱毛に該当するという事も覚えておいてください。
永久脱毛の場合、長期間に渡って高い脱毛効果を実感する為に、毛を再生させる組織である毛根をしっかり破壊していく必要があります。
毛根は、毛の最奥にあたる組織になるので、それを攻撃するとなると、その分強い出力でレーザーを照射しなければいけなくなります。
レーザーで照射された熱が肌の奥まで感じるようになる為、結果として、痛みの程度も増してくるようです。
今まで腕や足をレーザー脱毛で施術してきて、問題なく痛みに耐えられたという人でも、VIOの施術をすると、強い痛みを感じてしまい、耐えられないという事もあるかもしれません。
また、施術する機械によっても、痛みが違ってくるようです。
一般的に強く痛みを感じやすいと言われているのが、ジェントルレーズやヤグレーザーになっています。
これらの脱毛機を使用すると、人によっては「飛び上がるほど痛い」と感じる事もあるようなので、その点は注意するようにしてください。
反対に、ジェントルレーズなどよりも痛みが弱いと言われているのが、ダイオードレーザーやライトシェアデュエットになります。
痛みを極力抑えたいと考えているようなら、それらの機器を取り扱っているクリニックを選んでみるようにしましょう。
痛みが気になる人は、事前に看護師に自分の肌質や毛の濃さを診てもらい、痛みが強くなりやすいか相談してみるのも一つの手です。
相談する際は、口で自分の肌質を伝えるよりも、実際に施術箇所を診て診断してもらった方が、看護師も正確にアドバイスしやすいと思います。
痛みが強すぎて耐えられない、もしくは痛みに人一倍敏感だという方は、麻酔を検討してみるのもいいでしょう。
麻酔をする事で、痛みをある程度抑えられるようになるので、事前に医師や看護師に相談しておくといいと思います。
このように、VIOをレーザー脱毛で照射した場合、痛みを強く感じる傾向があると言えます。
照射範囲が限定される
VIO脱毛をする際、照射範囲についても、気を付けておかなければいけません。
例えば、Oラインを照射する場合、一度の施術ですべての箇所を照射してもらえない可能性があります。
レーザー脱毛というのは本来、同じ箇所には1回のみしか照射できないようになっています。
もし、同じ箇所を2回照射してしまうと、火傷などの肌トラブルになってしまう可能性が出てきます。
Oラインの場合、狭い範囲に毛が密集している事が多い為、その範囲全てを一度で照射してしまうと、同じ箇所を重複して照射してしまう事になるかもしれません。
Oラインのように、肌がデリケートな箇所になってくると、他の部位よりも火傷のリスクが高くなってくるので、看護師も慎重に照射しているといった印象を受けます。
こうした理由から、Oラインのレーザー脱毛では、一度の施術ですべての箇所を照射しないようになっています。
もし、一度にOラインのすべての箇所を施術してほしいと考えている方は、蓄熱式のダイオードレーザーやニードル脱毛を検討してみるといいと思います。
蓄熱式のダイオードレーザーならば、熱破壊式の脱毛と違い、ショット形式で照射していく施術方法ではなく、滑らせるように照射していく施術になっています。
一度に同じ箇所を数回照射できるようになっているので、Oラインのような照射範囲が狭い部位であっても、すべての箇所の照射が可能になっています。
ただ、レーザー脱毛と比較すると、濃い毛には脱毛効果が弱いと感じる人もいるので、Oラインのような濃い毛には反応しづらい面もあるかもしれません。
ニードル脱毛は、1本1本の毛に針を刺して、熱を流す事により毛乳頭を破壊していく施術方法になっています。
レーザー脱毛のように、レーザーを照射していくという施術方法ではない為、一度にすべての毛を抜く事も可能です。
しかし、Oラインの毛量が多すぎると、一度の施術ですべて抜けきる事ができない可能性もあるので、その点は注意するようにしてください。
Vラインの照射に関しても、注意すべき点があります。
Vラインの照射というのは、Vラインにある毛のすべてを照射できるわけではないという事です。
Vラインの場合、男性器の近くにある毛は、照射範囲から除外されるようになっています。
Vラインの照射範囲は、大体腰骨の下ぐらいから鼠径部周辺までとなっていますが、例外として、男性器から数㎝程度の範囲の毛は照射できないようになっています。
これは、男性器に近い箇所にレーザーを照射してしまうと、安全上の観点から問題が起きやすくなる為だと思われます。
Vラインを繰り返し照射する事で、ツルツルに近づく事はできます。
しかし、男性器の周囲数㎝程度は、いつまでも抜けない状態になる為、完全にツルツルにするのは、残念ながら無理になっています。
このように、VIOの脱毛をするのなら、照射範囲が限定されるといった事も覚えておくようにしてください。
照射の出力レベルが低く、効果を感じるまでに時間が掛かる
レーザー脱毛をするのなら、照射の出力レベルや効果を実感できるまでに掛かる期間についても、把握しておく必要があります。
VIOというのは、他の部位に比べて肌が弱い為、その分肌トラブルが起きやすいと言えます。
もし、強い出力でレーザーを照射してしまうと、火傷などが発生してしまう可能性もあるでしょう。
その為、施術を始めてからしばらくは、低い出力で照射する事が続くと予想されます。
低い出力で照射すると、痛みはその分抑える事ができますが、肝心の効果は中々実感しにくくなるでしょう。
私もVIOの脱毛をした際に、3回照射しても毛が中々抜けないといった状態でした。
そうした理由から4回目の施術時には、看護師に「今回は、もう少し出力を上げてもらう事って、できないですか?」と聞いてみました。
すると、看護師から「もう少し毛が薄くなってきたら、出力を上げてもいいんですけど。今はまだ毛が濃い状態なので、その状態で照射をしてしまうと、火傷してしまうかもしれないですね」との事です。
濃い毛に弱い出力で照射するのは、火傷のリスクは低くなりますが、濃い毛に強い出力で照射してしまうと、そうしたリスクが高くなってしまうようです。
VIOのような濃い毛の場合、弱い出力で数回照射した程度では、ほとんど抜けないといった事も珍しくありません。
レーザー脱毛で、VIOの脱毛効果を実感するには、弱い出力で数多く照射していくしか方法はなさそうです。
施術を行っていく間隔としては、毛が薄くなるまでは、大体2~3ヶ月に1回の頻度で照射していくのがいいでしょう。
腕や足などを脱毛する場合、クリニックでは、5回目の施術が終わってから次の6回目の施術を受ける際は、半年ほど照射の間隔を空けるように言われる事も多いです。
理由としては、そういった部位は5回も照射すると、脱毛効果もしっかり現れるようで、次の新しい毛が生えそろうまでに、半年ほど掛かるからのようです。
しかし、VIOのような体毛の中でも毛が特に濃い箇所は、5回目の施術以降でも半年間待つ必要はなく、2~3ヶ月後に照射しても問題はありません。
VIOだと5回施術した程度では、減毛効果を感じられないですし、1本1本の毛もまだ濃いと思われます。
抜けたと思っても、2~3ヶ月後にはすぐに新しい毛が復活してしまいます。
減毛効果を感じたいなら、最低でも10回以上は通わないといけないでしょう。
このように、VIOのレーザー脱毛をする場合、照射の出力レベルが低いので、数回程度の施術では変化を感じるのは厳しいと思います。
また、体毛の中でも濃い毛になっているので、抜けたとしても、すぐに新しい毛が生えそろってくるでしょう。
脱毛効果を感じるには、かなりの回数が必要になってくると言えます。
まとめ
VIOをレーザー脱毛時に注意するべき知識4選
レーザー脱毛はクリニックでしか施術を受け付けていない
痛みが強い
照射範囲が限定される
照射の出力レベルが低く、効果を感じるまでに時間が掛かる
いかがでしょうか?
VIOをレーザー脱毛すると、減毛効果を感じやすい反面、痛みが強かったり、効果が出るのに時間が掛かるといった注意点があります。
VIOのような濃い毛になってくると、レーザー脱毛でも、効果を実感できるまでに、時間はかなり掛かると言っていいでしょう。
しかし、レーザー脱毛ならば、継続的に照射をしていく事で、必ず減毛効果を感じられるようになるはずです。
私もVIOの脱毛をした際に、最初の頃は「全然変化がないんじゃないの?」といった感じで、憂鬱な気分になったりもしました。
それでも、何度も施術を行っていく事で、いつしか次第に毛が薄くなったり、毛の伸びるスピードがゆっくりになってきたように感じられました。
レーザー脱毛をしても効果がないという人もいますが、そういう人は恐らく、継続して施術を受けていないから効果が出ないのだと思います。
短期的なスパンで考えるのではなく、長期的なスパンで考える事で、VIOの悩みもきっと解消されていくでしょう。